馬銜の特徴
馬銜
馬具名 |
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馬銜 |
特徴・効果 |
ハミ(馬銜、銜)は、馬具の一種であり、馬の口に含ませる主に金属製の棒状の道具です。 頭絡を構成する部品で、両端は騎手が手に持つ手綱と接続されていて、拳による騎手の扶助操作を、口への刺激として馬に伝える役割を持っています。 また、馬銜を使用する乗馬に対して、人が引く駄馬には「おもぐい(オモゲー)」と呼ばれるハミ痕の残らない馬具が使用されるため、ハミ痕の有無で馬の用途を探ることが可能です。 その他にも、馬銜のおかげで、騎手のごく細かい扶助を口という非常に敏感な器官を通じて馬に伝えることが可能になり、複雑な運動や制御が可能となりました。 また、ハミ受けといい、馬が自らハミを噛んで騎手の指示に従うかどうかを表す言葉があります。 馬がハミを正しく噛むことをハミを受けるといい、ハミの位置が安定するように馬が自ら首や頭の動きを調整することを「ハミをとる」といいます。 また、ハミを噛もうとしないことを「ハミ受けが悪い」、「口向きが悪い」とも。 |